【子どもメガネ】乱視の子どもが見えている世界

ー「見えていない」のではなく、「ぶれて見えている」ことがありますー
「乱視がありますね」
眼科や視力検査でそう言われたとき、
パパママさんが最初に感じるのは
「乱視って、どういう状態なんだろう?」
「子どもはどんなふうに見えているの?」
という疑問ではないでしょうか。
近視や遠視は、なんとなくイメージしやすいかもしれません。
でも乱視は、言葉としては聞いたことがあっても、
実際にどう見えているのかは分かりにくいものです。
今回のブログでは、
乱視の子どもが見えている世界を、
できるだけ分かりやすくお話しします。
目次
- ○ 乱視とは、ピントが1つに合いにくい状態です
- ○ 「二重っぽい」「輪郭がにじむ」ような見え方になることもあります
- ○ 乱視は遠くだけでなく、近くも見づらいことがあります
- ○ 子どもはその見え方を「普通」だと思っています
- ○ 「見えていない」のではなく「頑張って見ている」こともあります
- ○ 乱視の子どもに出やすいサイン
- ○ 乱視が強いと、視力の発達に影響することもあります
- ○ メガネは「見えるようにする」だけではありません
- ○ パパママさんに知っておいてほしいこと
- ○ 最後に
乱視とは、ピントが1つに合いにくい状態です
まず、乱視をとてもシンプルに言うと、
【ピントが1つにきれいに合いにくい状態】です。
目は本来、
入ってきた光をきれいに集めて、
網膜の上に1つのはっきりした像を作ります。
でも乱視があると、
光の集まり方が均一ではなくなり、
・1つにピントが合いにくい
・輪郭がにじむ
・少しぶれて見える
という状態が起こります。
つまり、
【ぼやけているだけではなく、
にじんだり、ぶれて見えていることがある】
のが乱視の特徴です。
「二重っぽい」「輪郭がにじむ」ような見え方になることもあります
乱視の見え方を言葉で表すと、
・文字の輪郭が少しにじむ
・線がぼんやり重なって見える
・輪郭がくっきりしない
・ものによっては少し二重っぽく見える
という感じに近いことがあります。
ただし、これは「強い乱視なら必ずこう見える」という単純な話ではなく、
・乱視の強さ
・方向(軸)
・年齢
・見ている距離
によって感じ方は変わります。
でも共通しているのは、
【はっきり1本に見えているわけではない】
ということです。
乱視は遠くだけでなく、近くも見づらいことがあります
ここは意外と知られていないポイントです。
パパママさんの中には、
「遠くが見えにくいのが乱視ですか?」
と思われる方も多いのですが、
実際には乱視は
【遠くだけでなく、近くにも影響することがあります。】
つまり、
・黒板が見づらい
・本や絵本の文字が見づらい
・テレビも近くの作業も、どちらも何となく見づらい
ということが起こることがあります。
近視のように
「遠くが苦手」と分かりやすく出るとは限らないので、
余計に気づきにくいのです。
子どもはその見え方を「普通」だと思っています
乱視が分かりにくい一番の理由は、
ここにあります。
子どもは、
【その見え方しか知らない】のです。
大人なら
「今日はぶれて見える」
「なんだかはっきりしない」
と自覚できます。
でも子どもは、
・他の人の見え方を知りません
・比較する基準がありません
・「これが普通」と思っています
だから、
たとえ乱視でぶれて見えていても
「見えにくい」とは言わないことが多いのです。
ここが、パパママさんにとっても見つけにくい理由です。
「見えていない」のではなく「頑張って見ている」こともあります
乱視のある子どもは、
全く何も見えていないわけではありません。
むしろ、
・何となく読める
・普通に遊べる
・テレビも見ている
ということが多いです。
だからこそ
「大丈夫そう」と見えてしまいます。
でも実際には、
【目が頑張って、何とか見ている】ことがあります。
はっきり見えない状態を、
目や脳が一生懸命補っているのです。
そのため、
・目が疲れやすい
・長く見るのがしんどい
・集中が続きにくい
といったことにつながる場合があります。
乱視の子どもに出やすいサイン
乱視の子どもは、
「見えにくい」と自分から言わない代わりに、
こんなサインで気づくことがあります。
・目を細める
・顔を近づけて見る
・テレビに近づく
・文字を読むのを嫌がる
・集中が長く続きにくい
・何となく疲れやすい
・まばたきが多い
・姿勢が悪くなりやすい
もちろん、これらがあれば必ず乱視というわけではありません。
でも、
【見え方に負担があるときに出やすいサイン】
として知っておくことは大切です。
乱視が強いと、視力の発達に影響することもあります
子どもの視力は、
生まれつき完成しているものではありません。
・物を見る
・動きを追う
・形を認識する
そうした経験を積み重ねる中で、
少しずつ育っていきます。
そして一般的には、
【6~8歳頃に大人と同じくらいの視力に近づいていく】
とされています。
この大切な時期に、
乱視によっていつもぶれた像を見続けていると、
【視力の発達に影響が出ることがあります。】
つまり、
乱視は単に「見えづらい」で終わらず、
【見る力そのものの発達】
に関わることがあるのです。
メガネは「見えるようにする」だけではありません
乱視がある子どもにメガネを使う理由は、
ただ今見えるようにするためだけではありません。
メガネには、
・ぶれを減らす
・はっきりした像を見せる
・目の負担を減らす
・視力の発達を助ける
という大切な役割があります。
つまり、
【子どもの乱視メガネは
視力を育てるための道具でもある】
ということです。
パパママさんに知っておいてほしいこと
乱視の子どもは、
・本人が気づきにくい
・見えているように見える
・でも実は負担があることがある
という少し分かりにくい状態です。
だからこそ、
・健診で指摘された
・眼科で言われた
・日常の中で少し気になる
そんな時は、
「本人は困っていなそうだから」と流さずに、
一度しっかり確認しておくことが大切です。
最後に
乱視の子どもが見えている世界は、
【「見えていない」だけはなく
「ぶれて見えている」世界】
であることがあります。
でも子どもは、
それを普通だと思っています。
だからこそ、
・気づいてあげること
・必要なら整えてあげること
がとても大切です。
もし
・健診で言われた
・眼科で乱視を指摘された
・見え方が何となく気になる
そんなことがあれば、
相談だけでも大丈夫です。
お子さんの「見る力」を、
一緒に守っていきましょう。
