【調節性内斜視】「様子見でいいです」と言われて、本当に大丈夫?と不安な方へ

その不安は、とても自然なものです。
眼科で
「今のところ様子見で大丈夫です」
と言われたあと、少しほっとしたような気持ちになったのに、
家に帰ってから急に不安が大きくなったことはありませんか。
その場では先生の話を聞いて
「ひとまず大丈夫なんだ」と思っていても、
時間がたつにつれて、いろいろなことが頭に浮かんできます。
・本当にこのままで大丈夫かな
・今すぐ何かした方がいいのでは
・放っておいて悪くならないのかな
・見逃していることがあったらどうしよう
こうした気持ちになる親御さんは、とても多いです。
特に、目のことは毎日見ているようでいて、
「どこまでが普通で、どこからが気をつけるべきことなのか」
が分かりにくいものです。
しかも、お子さんのこととなると、
少しの変化でも気になりますよね。
ですから、
「様子見と言われたのに不安になる自分はおかしいのかな」
と思わなくて大丈夫です。
むしろそれは、
お子さんのことを大切に見ているからこと生まれる自然な気持ちです。
目次
- ○ 「様子見」は「何もきにしなくていい」という意味ではありません
- ○ 親御さんが不安になる本当の理由
- ○ 「様子見」の間に見ておきたいこと
- ・1.目が寄って見える場面は増えていないか
- ・2.疲れた時や集中した時に強く出ていないか
- ・3.写真で見た時にどう見えるか
- ・4.親として「前と違う」と感じるか
- ○ 不安な時におすすめしたいこと
- ○ 「不安だけど、相談していいのかな」と迷う方へ
- ○ 「様子見」と言われた時に、親御さんが抱え込まなくていい理由
- ○ 当店が大切にしていること
- ○ 「様子見」が不安でも、一人で抱えなくて大丈夫です
「様子見」は「何もきにしなくていい」という意味ではありません
ここでまず、一番大切なことをお伝えしたいと思います。
それは、
【「様子見」と言われたからといって、”何もきにしなくていい”という意味ではない】
ということです。
親御さんの中には、
「様子見でいいと言われたのだから、心配しすぎない方がいいのかな」
と思われる方もいれば、
逆に
「でも本当に何もしなくてもいいの?」
と不安になる方もいます。
この”ズレ”が、あとから不安を大きくしやすいのです。
実際のところ「様子見」という言葉には、
いくつかの意味合いがあります。
例えば、
・今の時点ではすぐにメガネが必要な段階ではない
・今すぐに大きな処置が必要という状態ではない
・もう少し成長や変化を見ながら判断したい
・現時点では定期的に見ていくことが大切
というように、
【今は経過を見ながら判断する時期】
という意味で使われることが多いです。
つまり「様子見」は、
”放っておく”こととは少し違います。
親御さんが何も考えなくていい、ということではなく、
【変化がないか、気になることがないかを見ながら、
必要な時にまた相談できる状態を保つこと】
が大切になります。
親御さんが不安になる本当の理由
【「待つこと」そのものが不安だからです】
「様子見」と言われたあとに不安になる理由は、
単に言葉の意味が分からないからあけではありません。
本当は、
【”待つことそのもの”が不安】
なのだと思います。
何かをすることが決まっていれば、
まだ気持ちは整理しやすいものです、
例えば、
・メガネを作る
・定期的に通う
・生活の中でこれを気をつける
といった具体的な行動があると、
親としても「今やるべきこと」が見えます。
でも「様子見」と言われると、
・何を見ればいいのか分からない
・どの変化が大事なのか分からない
・どのタイミングで相談すればいいのか分からない
という状態になりやすいです。
つまり不安の正体は、
【”何もしないこと”ではなく、”何をしたらいいか分からないこと”】
なのです。
ここが整理できるだけでも、
親御さんの気持ちは少し落ち着きやすくなります。
「様子見」の間に見ておきたいこと
では、「様子見」と言われた時に、
親御さんはどんなところを見ておけばいいのでしょうか。
もちろん詳しい判断は眼科で行うものですが、
家庭の中で気づけることもあります。
例えば、こんな点です。
1.目が寄って見える場面は増えていないか
いつもではないけれど、
疲れている時だけ、近くを見ている時だけ、写真だけで気になる。
そういうことはよくあります。
大切なのは、
「前より頻度が増えていないか」
「前より気になる場面が多くなっていないか」
という見方です。
2.疲れた時や集中した時に強く出ていないか
体調や疲れ方、見る距離などによって、
目の様子が変わって見えることがあります。
例えば、
・夕方になると気になる
・近くで本を見ている時に寄って見える
・長く集中したあとに気になる
など、出やすい場面があるかどうかも参考になります。
3.写真で見た時にどう見えるか
普段はあまり分からなくても、
写真で見ると気になる、
というご家庭は少なくありません。
特に、毎回ではないけれど、
特定の角度やタイミングで気になる場合もあります。
そのため、気になる時の写真があれば残しておくと、
あとで相談する時の助けになることがあります。
4.親として「前と違う」と感じるか
これはとても大事です。
医学的な言葉で説明できなくても、
毎日見ている親御さんだからこそ気づく変化があります。
・なんとなく最近気になる
・前より寄って見える気がする
・見え方に違和感がありそう
そういう”親の感覚”は軽く見なくて大丈夫です。
「気のせいかもしれない」と押し込めるより、
「気になる」と感じたことを記録しておく方が、
次に相談する時にも役立ちます。
不安な時におすすめしたいこと
【メモや写真で残しておく】
「様子見」言われたあとに不安な時は、
【気になることを少し残しておく】のがおすすめです。
例えば、
・いつ気になったか
・どんな場面だったか
・疲れていたかどうか
・近くを見ていたか、遠くを見ていたか
・写真に写った様子
こうしたことを、
簡単でいいのでメモしておくと、
次に相談する時にとても伝えやすくなります。
親御さんの中には、
「こんな細かいことを聞いていいのかな」
と思われる方もいます。
でも実際には、
日常の中でどう見えているか、どう変化しているかは、
とても大切な情報になることがあります。
記録を残すことで、
親御さん自身も
「なんとなく不安」から
「ここが気になる」に変わりやすくなります。
それだけでも、気持ちは少し整理しやすくなります。
「不安だけど、相談していいのかな」と迷う方へ
ここもとても大事なことです。
親御さんの中には、
「様子見と言われたのに、また相談したら気にしすぎと思われるかな」
と遠慮してしまう方がいます。
でも、気になることがあるなら、
相談して大丈夫です。
様子を見る期間というのは、
親が不安を我慢し続ける期間ではありません。
大切なのは、
【変化があるかどうかを見ながら、必要な時に相談できること】
です。
・前より気になる
・写真で見ると気になる場面が増えた
・なんとなく違和感が強くなった
・生活の中で心配が大きくなってきた
そうした時は、遠慮しすぎなくて大丈夫です。
親御さんが安心して見守れることも、
とても大事なことだと思います。
「様子見」と言われた時に、親御さんが抱え込まなくていい理由
お子さんの目のことは、
親にとってとても繊細で大きなテーマです。
だからこそ、
「ちゃんと見ていないと」
「何かあったら自分のせいかも」
と、責任を重く感じすぎてしまう方もいます。
でも、全部を親だけで判断しなければいけないわけではありません。
大切なのは、
・気になる変化を見ておくこと
・気になったことを残しておくこと
・必要な時に相談すること
です。
これができていれば、
十分しっかり向き合っていると言えると思います。
最初から完璧に見極めようとしなくて大丈夫です。
当店が大切にしていること
子どもの目のことは、
専門的な言葉が多く、親御さんにとって分かりにくいことも少なくありません。
その中で当店が大切にしているのは、
【親御さんの不安を、そのままにしないこと】です。
「様子見」と言われた時の不安は、
何か異常があるからというより、
”分からないことが残っている状態”から来ることが多いです。
だからこそ、
・何を見ればいいのか
・どんな時に相談すればいいのか
・今はどう考えればいいのか
そういったことを、
親御さんの言葉に近い形で整理していくことが大切だと考えています。
「様子見」が不安でも、一人で抱えなくて大丈夫です
「様子見でいいです」と言われても、
帰ってから不安になるのは、とても自然なことです。
そしてその不安は、
”心配しすぎ”ではありません。
お子さんのことを大切に思っているからこそ、
今のままで本当にいいのか気になるのだと思います。
そんな時は、まず
・「様子見」=何も気にしなくていい、ではないこと
・変化を見ながら、必要な時に相談することが大切なこと
・気になることはメモや写真で残していいこと
この3つを思い出してみてください。
不安を我慢するより、
少しずつ整理していく方が、親御さんにとってもお子さんにとっても
良い形につながりやすいです。
同じように悩むご家族の参考になれば嬉しいです。
