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補聴器=かわいそう、ではありません

ーその気持ちの奥にある「本当のやさしさ」についてー

 

「補聴器を使わせるのは、なんだかかわいそうで…」

この言葉は、

ご家族からとてもよく聞かれます。

 

そして、その表情には共通点があります。

決して否定的ではなく、

とても悩んでいて、とても優しい。

 

パパママ世代の方ほど、

この気持ちを強く抱きやすいように感じます。

 

親を大切に思っているからこそ、

年齢を突きつけるようなことをしたくない。

「できなくなった」と認めさせるようでつらい。

 

そのお気持ち、

とてもよく分かります。

目次

なぜ「かわいそう」と感じてしまうのか

補聴器に対して
「かわいそう」という感情が湧くのには、
いくつか理由があります。

①昔の補聴器のイメージが残っている

大きくて、目立って、
「いかにも」という見た目。

それを使っている姿を思い浮かべると、
どうしても
「年をとった」「弱くなった」
という印象と結びついてしまいます。

②親の老いを、認めたくない気持ち

補聴器を使うということは、
「若い頃と同じではない」と
認めることにもつながります。

それは、
親だけでなく、
子どもにとっても、
とてもつうらいことです。

③本人が嫌がりそう、という想像

「そんなもの、まだいらん」
そう言われたらどうしよう。

拒否されるのが怖くて、
話題に出すこと自体を避けてしまう。

これもまた、
思いやりからくる感情です。

でも、「かわいそう」は誰の気持ち?

ここで、
一度立ち止まって考えてみてください。

「かわいそう」と感じているのは、
本当にご本人でしょうか?

実は多くの場合、
その気持ちは
ご家族側の不安や悲しさから生まれています。

・昔の元気な姿を知っているから
・変わっていく姿を見るのがつらいから
・できれば、この話題を避けたいから

それ自体は、
とても自然で、
とても人間らしい感情です。

でもその一方で、
こんな事実もあります。

補聴器を使い始めて、いちばん変わるのは「表情」

当店ではこれまで、
多くの方が補聴器を使い始める瞬間と、
その後の変化を見てきました。

その中で、
とても印象的なことがあります。

それは、
最初は嫌がっていた方ほど、
後から表情が大きく変わる
ということです。

・会話に入れるようになった
・聞き返されなくてよくなった
・周囲に気を使わずに済むようになった

その結果、
「楽になったわ」
「なんで今まで我慢してたんやろ」
という言葉が出てくることも少なくありません。

これは、
無理に使わせた結果ではありません。

聞こえることで、安心を取り戻した結果です。

補聴器は「失ったもの」を補う道具ではない

補聴器という言葉から、
「失われたものを補う」
というイメージを持つ方は多いです。

でも、実際は少し違います。

補聴器が支えているのは。
✔ 会話
✔ 人とのつながり
✔ 安心感
✔ 自信

つまり、
今ある生活を守るための道具なのです。

使うことで、
「できなくなった自分」を意識するのではなく。
「まだできる自分」を取り戻す。

そう感じるかたが、とても多いのです。

「使わせる」ではなく「楽になる選択」

補聴器の話題になると、
どうしても
「使わせる・使わせない」
という言い方になりがちです。

でも本来は、
そうではありません。

「どうしたら楽になるか」
「どうしたら安心して過ごせるか」

その選択肢の一つが、
補聴器です。

眼鏡をかけることが
「かわいそう」ではないように、
聞こえを整えることも
特別なことではありません。

家族の言葉が、受け取り方を変える

補聴器に対する印象は、
家族の言葉で大きく変わります。

「もう歳なんやから」
ではなく、

「楽になる方法があるみたい」
「最近、外で話すの大変そうやったから」
「一回、聞こえのこと見てみない?」

こうした言葉は、
「かわいそう」ではなく
「安心」につながります。

実は、本人のほうが前向きなこともあります。

ご家族が心配している一方で、
ご本人はこんなふうに感じていることもあります。

「聞こえへんの、しんどかってん」
「迷惑かけてるの、分かってた」
「言い出せへんかっただけ」

補聴器を使うことで、
その我慢から解放される方も多いのです。

「かわいそう」よりも「楽になるね」

もし、
補聴器に対して
「かわいそう」という気持ちが浮かんだら、
こんなふうに言い換えてみてください。

「これで楽になるかもしれない」
「これで会話が増えるかもしれない」

視点が変わると、
選択も変わります。

「メガネと補聴器の中尾」が大切にしていること

当店では、
補聴器を
無理にすすめることはありません。

でも、
「かわいそうだから使わない」
という選択で、
我慢が続いてしまうのは
とても残念だと感じています。

だからこそ、
正しい情報と、
安心できる選択肢を
丁寧にお伝えしています。

やさしさの形は、一つじゃありません

何も言わないことが、
やさしさの時もあります。

でも、
「楽になる道があるよ」と
そっと伝えることも、
立派なやさしさです。

補聴器は、
老いの象徴ではありません。

これからの時間を、
より心地よく過ごすための道具です。

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