「最近、聞こえていないかも?」と気づいたのは、家族でした

ー 聞こえの変化に、いちばん最初に向き合うのは誰なのか ー
「最近、何度も聞き返されるようになったな」
「呼んでも返事がないことが増えた気がする」
「テレビの音、こんなに大きかったかな?」
こうした”小さな違和感”に、
最初に気づくのは、ほとんどの場合ご本人ではありません。
一緒に暮らすご家族、特にパパママ世代の方が、
日常の中でふと感じることが多いのです。
でも、その気づきと同時に、
こんな迷いも生まれていませんか?
「気のせいかもしれない」
「年のせいだから仕方ないのかな」
「傷つけたらどうしよう」
「嫌がられたら、どうしよう」
実はこの”迷い”こそが、
多くのご家族が最初に抱える悩みです。
目次
- ○ ご本人より、家族のほうが気づく理由
- ○ でも、声をかけるのはとても難しい
- ○ 聞こえの相談は「責めること」ではありません
- ○ 実は、家族のほうが先に疲れてしまうこともあります
- ○ 「メガネと補聴器の中尾」が大切にしていること
- ○ 気づいた”今”が、いちばんやさしいタイミング
ご本人より、家族のほうが気づく理由
聞こえの変化は、視力と違ってとてもゆっくり進みます。
しかも、自分自身では気づきにくい。
なぜなら、
人は「聞こえにくい状態」に少しずつ慣れてしまうからです。
・聞き取れなかった部分を、想像で補う
・会話が聞きづらい場面を、無意識に避ける
・「分かったふり」をする
こうしたことが積み重なると、
ご本人の中では
「特に困っていない」という感覚になってしまいます。
一方で、ご家族は違います。
・返事が遅れる
・会話がかみ合わない
・同じことを何度も聞き返す
その変化を、日常の中で客観的に見ているからこそ、
「あれ?」と気づくのです。
その気づきは、
決して大げさでも、過干渉でもありません。
家族を大切に思っているからこそ生まれる、自然な感覚です。
でも、声をかけるのはとても難しい
「最近、聞こえにくくない?」
この一言が、なかなか言えない。
それは、ご家族が優しいからです。
・年齢のことを指摘しているようで気が引ける
・プライドを傷つけたくない
・否定されたらどうしよう
そう考えて、
何も言えないまま時間だけが過ぎていく。
実際、私たちのもとへ相談に来られるご家族の多くが、
こうおっしゃいます。
「ずっと気になっていたけど、言えなかったんです」
「どう声をかけたらいいか分からなくて。。。」
この時点で、
ご家族はもう十分に悩み、考えています。
だからこそ、まずお伝えしたいのはーー
”その気づきは間違っていない”ということです。
聞こえの相談は「責めること」ではありません
聞こえの話題になると、
どうしても「できなくなったこと」に目が向きがちです。
でも、本来の目的はそこではありません。
聞こえの相談とは、
✔ 今の状態を知ること
✔ これからを安心して過ごすための準備
✔ 家族の会話を守ること
決して
「衰えを認めさせること」ではないのです。
補聴器を使うかどうかも、
今すぐ決める必要はありません。
まずは
”今、どんな聞こえ方をしているのか”を知ること。
それだけでも、
ご本人もご家族も、気持ちがずっと楽になります。
実は、家族のほうが先に疲れてしまうこともあります
聞こえにくさが続くと、
影響を受けるのはご本人だけではありません。
・何度も同じことを言う
・大きな声で話す
・会話が減る
こうした積み重ねで、
ご家族のほうが疲れてしまうこともあります。
そしてその疲れが、
イライラや距離感として表れてしまう。
でも、それは
誰かが悪いわけではありません。
聞こえにくい環境が、家族全体に負担をかけているだけなのです。
聞こえを整えることは、
ご本人のためだけでなく、
家族みんなのための選択でもあります。
「メガネと補聴器の中尾」が大切にしていること
当店には、
ご本人よりも先に
ご家族が相談に来られるケースが多くあります。
「本人はまだその気じゃなくて。。。」
「どう声をかけたらいいか分からなくて。。。」
無理に補聴器をすすめることはありません。
必要な方に、必要なタイミングで、必要な情報だけを。
それが、地域で長く続けてきた当店の姿勢です。
気づいた”今”が、いちばんやさしいタイミング
聞こえの変化は、
放っておいて自然に良くなることはほとんどありません。
でも、
早く気づき、早く向きあうことで、
できることはたくさんあります。
そしてその最初の一歩は、
ご家族の「気づき」から始まります。
もし今、
少しでも「気になるな」と感じているなら、
それはもう十分な理由です。
相談だけでも、大丈夫です。
測るだけでも、話を聞くだけでも、構いません。
家族の安心を守る行動は、もう始まっています。
