フィッティングが治療効果を左右する理由
なぜ”掛け具合”が視力発達にそんなに影響するのか
「弱視治療はメガネが大切」と聞いたパパママは多いと思いますが、
実はそれ以上に大切なのが”フィッティング(掛け具合)”です。
弱視治療は、
〇正しい度数
〇正しいレンズ中心位置
〇正しいフィッティング
これらが揃って初めて最大限の効果を発揮します。
つまり、
フィッティングは弱視治療の”心臓部”。
どれだけ良いレンズを使っても、
ブランドの良いフレームを選んでも、
フィッティングが崩れていれば視力発達の妨げになります。
今回は、専門店として伝えたい
”フィッティングが治療を左右する本当の理由”
を、パパママにわかりやすくお話しします。
大阪市平野区<こどもメガネの中尾>が、
多くの弱視治療のお子さんをサポートしてきた経験からまとめてみました。
目次
- ○ フィッティングとは何をすること?
- ○ なぜフィッティングが弱視治療に重要なのか?
- ○ フィッティングが悪いとどうなる?
- ・①レンズの光学中心がズレる
- ・②メガネが下がる
- ・③左右で高さが違う
- ・④フレームが広がる/変形する
- ・⑤痛みが出る → 掛けなくなる
- ○ 子どもは「とにかくズレる」
- ○ <こどもメガネの中尾>の”弱視フィッティング技術”
- ・①レンズ中心測定(PD・高さの測定)
- ・②鼻パッドの高さと角度調整
- ・③耳の後ろの”角度合わせ”
- ・④顔幅とフレーム幅の最適化
- ・⑤運動時のズレチェック
- ○ フィッティングは”作って終わり”ではない
- ○ フィッティングが良いと起きる”良い変化”
- ○ フィッティングは”治療の味方”です
フィッティングとは何をすること?
まずフィッティングとは、
お子さんの顔に合わせてメガネをミリ単位で調整する作業です。
たとえば。。。
〇メガネが下がらないように鼻の高さを調整
〇耳の後ろにフィットするよう長さを微調整
〇左右の傾きを整える
〇レンズが瞳と平行になるよう調整
〇顔幅に合わせてフレームの広がりを調整
〇動いても落ちないよう安定度を高める
これらすべてが”フィッティング”。
大人のメガネでも大切ですが、
弱視治療用メガネでは絶対に欠かせない作業です。
なぜフィッティングが弱視治療に重要なのか?
理由はシンプルで、
治療に必要なレンズの効果が、正しい位置で発揮されるかどうかを決めるから。
眼科で処方される度数は”理想の矯正位置”があります。
それは
➡「瞳の中心×レンズの光学中心」が一致した場所。
ここがズレると、
脳に届く映像が歪んだり、ピントが外れたりし、
弱視治療の効率が低下します。
つまり、
ズレた位置でメガネを掛ける=間違った治療になる
ということ。
弱視治療では、
・わずかなズレ
・わずかな傾き
・数mmの下がり
でも治療に影響が出ます。
だからフィッティングは治療の核心なのです。
フィッティングが悪いとどうなる?
ここからは、実際に起こりやすい”悪影響”を具体的に紹介します。
①レンズの光学中心がズレる
弱視治療で最も避けたい状態です。
レンズには”正しく見える中心”が決まっており、
この中心からズレて見ると、
〇歪んで見える
〇ピントが甘くなる
〇斜めに見える
〇両眼のバランスが崩れる
といった問題が発生します。
これらはすべて視力発達を遅らせる要因になります。
②メガネが下がる
子どもは鼻が低いため、メガネが下がりやすいです。
下がったままだと。。。
〇視界の上半分しかレンズを通らない
〇瞳位置がレンズ中心からズレる
〇乱視が強く出てしまう
〇見え方が悪くなる
〇疲れやすくなる
弱視治療では致命的です。
③左右で高さが違う
子どもは左右の耳の高さが違うことが多く、
そのまま掛けると片側だけが傾きます。
すると
〇左右で視度が変わる
〇わずかな違和感で長時間掛けられない
〇ピントがズレて頭が疲れる
これも視力発達の妨げになります。
④フレームが広がる/変形する
子どもはメガネを上下に引っ張ったり、
寝転んだり、体育でぶつかったりするため、
頻繁にフレームが変形します。
変形したまま掛けていると
〇鼻が痛い
〇下がりやすい
〇傾く
〇ズレる
など、治療の効率が確実に下がります。
⑤痛みが出る → 掛けなくなる
フィッティングが悪いと、
・鼻に赤み
・耳が痛い
・こめかみが痛い
などが起こります。
痛いから嫌がる
→掛ける時間が減る
→視力発達が遅れる
これは弱視治療で一番避けたい流れです。
子どもは「とにかくズレる」
大人と違い、子どもの生活は動きの連続。
〇走る
〇ジャンプする
〇うつ伏せになる
〇座ったり寝転んだりを繰り返す
〇汗をかく
〇手でさわる
〇抱っこされて押しつぶされる
だからこそ、
ブランドの構造だけでなく、フィッティング技術が重要になります。
特に弱視治療用メガネは”ズレてはいけないメガネ”。
ズレれば効果は薄れます。
そこで必要なのが、
専門店による”ズレにくい調整”。
<こどもメガネの中尾>の”弱視フィッティング技術”
ここからは、当店が弱視治療で大切にしているフィッティング方法を紹介します。
①レンズ中心測定(PD・高さの測定)
弱視治療では、
〇瞳孔間距離(PD)
〇目の高さ(垂直位置)
を正確に測定します。
数mm単位ではなく、”1mm単位での精度”を目指します。
乳幼児でも、動きながらでも、プロとして性格に測定します。
②鼻パッドの高さと角度調整
鼻が低い子・細い子・柔らかい子。。。
どの子にも合うように、
鼻パッドの位置を細かく調整します。
〇下がらない
〇痛くない
〇ずれにくい
〇正しい位置で安定する
この4つが揃うまで調整します。
③耳の後ろの”角度合わせ”
耳の形・高さ・厚みは一人ひとり違います。
フィッティングでは
・どの角度で耳にのると安定するか
・どの長さなら痛くないか
・どのカーブが最適か
を見極めて調整します。
④顔幅とフレーム幅の最適化
顔が細い子、丸い子、頬がふっくらした子、
それぞれに最適なフレーム幅があります。
広すぎるとズレる
狭すぎると痛い
治療の効率が落ちるため、
顔幅とフレーム幅を最適に合わせます。
⑤運動時のズレチェック
日常の動きを再現しながら
・走ったら?
・座ったら?
・うつ伏せは?
・笑ったら?
など、実際の使用状況に合うがチェックします。
これを行うことで、
「お家に帰ってすぐズレた」という事態を防ぎます。
フィッティングは”作って終わり”ではない
弱視治療用メガネは、
作った後も定期的に調整することで効果を維持できるメガネです。
子どもの成長はとても早く、
顔の形も日々変わります。
〇耳の位置が変わった
〇鼻が成長した
〇生活環境が変わった
〇メガネの扱いが変わった
〇活動量が増えた
これらによってフィッティングは崩れていきます。
そのため、
1~2ヶ月に一度の調整
が強く推奨されます。
当店ではいつでも無料で調整しています。
フィッティングが良いと起きる”良い変化”
正しくフィッティングされたメガネは、
治療効率が一気に上がります。
〇視力が伸びやすい
〇子どもが嫌がらずに掛けてくれる
〇集中力が続く
〇姿勢が良くなる
〇疲れにくい
〇眼科の視力検査が安定する
〇生活の中で自然にメガネが馴染む
フィッティングは「見た目」ではなく、
”視力発達そのものに関わる医療サポート”なのです。
フィッティングは”治療の味方”です
弱視治療は決して簡単ではなく、
パパママもお子さんも頑張る必要があります。
だからこそ、
メガネが嫌にならず、快適に掛けられるフィッティングが大切です。
フィッティングは、治療を支える”縁の下の力持ち”。
そして、治療の成果を大きく左右する”専門店の技術”です。
困ったときはいつでもご相談ください。
<こどもメガネの中尾>は、
”こどもの見えるを育てるメガネ専門店”として、
お子さんの治療を全力でサポートします。
